冬に限って、私の背中がめちゃかゆい!
「ピリッ…ピリピリっ…」
冬になるとやってくる、乾燥かゆみ。
セーターを素肌に着た時のチクチクが全身に蔓延したかのような不快感。
仕事も手につきませんし、「かゆい、ムカつく」以外のことが考えられなくなります。
あまりのかゆさに、皮膚がブッ壊れるほどバリバリと爪を立てて掻いてしまいます。
夏には起こらないので、どうやら冬の乾燥と年齢的な肌の乾きが原因っぽいのです。
どうにかする方法はないんでしょうか?
人間が、背中のかゆみを我慢できない理由
私は、かゆみが出ると何も考えられなくなります。
仕事なんか手につきませんし、他人を思いやる余裕もなくなり、イライラしまくり。
実は、人間は、背中のかゆみを我慢することができません。そういう仕組になってるんですね。
かゆみを極限まで我慢してから、かくときの気持ちよさは、
セックスをはるかに超える快楽だといいます。
カリフォルニア大の学者、ダイアナ・バウティスタによると…
体を掻いている人をMRIで観察したところ、
脳の快感や欲求に関連する部位が活性化していた
かゆくない場所を爪をたてて掻くと「痛い」。
だけど、かゆいときに掻くと「気持ちいいー!」
なんなんだ人体。
アトピーを持つこどもに「掻くのをがまんしなさい」と言うのは、ムリ。
だって、人体の仕組みなんだもの。大人だってムリ。
無知な当サイト管理人は、寝ている間にかきむしってしまうかゆみに、気力で立ち向かおうとしていました。
冬になると、我慢できない背中のかゆみ。
風呂のあとや、軽く汗をかいて体が温まったときに、背中が強烈にかゆくなるのです。
爪を立ててかきむしっても治まらない、いまいましい背中のかゆさ。
細い目の剣山を背中にプスプスプスッと刺されたような痛がゆい感じです。
冬は特にひどくて、寝てる間にかきむしって、布団は血だらけ。背中はかさぶただらけ。
寝ている時の、背中をボリボリかく音に、妻が「いい加減にして!」と
ヒステリックに叫びます。
私の背中は、どうなってしまったのか?
一生治らない?
ずっとかゆいまま?
あぁあぁああ~!
絶望が私を包みます。
だけど、人間は、かゆみを我慢できない。
それならば!
「どうにか我慢する」のをやめて、かゆい原因を断ち切って!と思いました。
体がかゆい原因って、何なんでしょうか。
人間の皮膚について朝から晩まで研究している、日本皮膚科学会によると…
皮膚がかゆくなるメカニズムは十分に解明されていません。
肌の乾燥のために、ちょっとした刺激でかゆくなることがあります。
肌の乾燥か!乾いているのが良くないんだな!
当サイト管理人の、背中のかゆみとの戦いの記録が、少しでもあなたのお役に立てば幸いです。
冬に限って、背中がピリピリ 原因は乾燥以外に考えられない
私の場合、背中がかゆくなる原因は「冬の乾燥」というのが大きいです。
だって、夏にはなんともないんだもの。
慢性的な肌のトラブルってわけじゃなくて、冬!冬の乾燥が全部悪い!
正確には、若い頃は冬が平気だったので、40歳過ぎてから肌が乾燥しがちという点も原因の一つでしょう。
冬の乾燥と、肌の乾燥のコンボが、原因です。
健康な皮膚は、皮脂膜、角質層が常に水分を保持してバリア機能を保っているんですね。そこがどうやら、冬にはダメになっちゃうみたいです。
体が温まると、ピリピリが発動
経験上、以下のようなケースで背中、腹、腕、足にピリピリが来ることがわかりました。
- 風呂からあがって10分後くらい、暖房の部屋で過ごしている時
- 温かい部屋で、熱いコーヒーを飲んだ直後
- 食事のあと、部屋で過ごしているとき
- 軽く散歩して、部屋で休んでいるとき
- 布団に入ってしばらくして、体が温まってきたとき
どうやら、体が温まるとピリピリが出るようなのです。
逆に、めちゃめちゃ寒い中にいるときは、ピリピリを感じません。
冬の乾燥、肌の乾燥に加えて、体内が温まることが発動条件だと感じます。
ストレス・イライラで、かゆみが悪化
もうひとつ自覚していることは、「イラッとしたら全身かゆくなる」という点。
仕事のイライラを感じると、全身にピリピリが広がっていくんですね。
精神的なストレスが、かゆみの引き金になってるってことは、実感できます。
ストレスがかゆみをもたらすこともわかっています。心身ともにゆとりある生活を心がけましょう。
我々は、いらいらすると頭を掻いたり、緊張すると顔を擦ったりすることがあります。
このように心の状態によっても掻破行動(かきむしり)が起こることがあります。ストレスが、痒み=掻きたい衝動と密接に関係していることがあるのです。
どうやら、私の直観のとおり、ストレスと背中のかゆみは関連があるようです。
ストレス以外に、緊張した時など、赤面して顔が熱くなるのを感じると同時に、頭皮から背中にかけて、プチュプチュプチュプチュ!って細い針を連打で刺されるようなかゆみがありました。かゆくて余計に緊張しちゃう!嫌なかゆみでした。
人体の仕組みとして、ストレスで神経が高ぶると、かゆみの原因物質がブワァ-!と分泌されます。
ストレスを感じるというのは、身の危険を感じているということ。
本能的に、緊張状態になるんですね。
そして、緊張状態になると、かゆみの原因が体内で放出されます。やっかいな仕組みですね。
背中のピリピリを抑える方法
「体内を温めない」
「肌の乾燥を防ぐ」
「イライラしない」
これが、ピリピリを抑える方法だと思いますが、そんなものは無理っぽいです。
私が日常的にやっているピリピリ対策を紹介しましょう。
体を掻きむしらずに、ピリピリをやり過ごす方法です。
体を冷たいフローリングの床にくっつけて冷やす
他人の目がない場所では、一番効果的。
Tシャツ一枚くらいの薄着になって、フローリング床の上に仰向けに寝ます。
冷える背中。
テキメンに、ピリピリが収まります。
ただ、他人がいるところでやると、「な、何事?」と驚かれてしまうので、部屋の中に1人でいるときのみ使える技と言えるでしょう。
顔の脂を体に塗る
冬の間にも、顔だけは一度もピリピリしたことがありません。
その理由は…中年男性は顔が脂ぎっているから!
そこで、顔に有り余っている脂を、手足に塗るのです。
小鼻のあたりとか、ギットギトに脂が余りまくってますから。
(汚いな)
人体の脂は、保湿効果が抜群に優れているようで、メチャメチャ効果あります。
元手いらずの天然保湿剤。
塗ってしばらくすると、ピリピリがおさまってくる。
顔のギトギトも解消されて、いいことづくめだ!
ただ、他人にその様子を目撃されると、人間関係が終わるほどのドン引きをされる可能性あり。
中年ともなれば、顔の脂も加齢臭を放つようになっていますし、顔の脂もさすがに全身に塗れるほどの量はありません。
クリームを塗る
まともな人なら、顔の脂を体に塗るとかしないで、クリーム塗るでしょう。
でもね、ユースキンとかキュレルとかのクリームって、ベトベトすぎなんです。
保湿が過ぎるんですよ。
白色ワセリンとか、トラウマもんのベトベト具合。安いのにには理由があるんですね。
体にクリーム塗るでしょ、寒いから服着るでしょ。
服にクリームがべっとりくっついて、気持ち悪いことこの上ない。
ピリピリするよりはマシなんですが、「ピリピリか、ベトベトかどっちか選べ」っていう2択を迫られてる感があります。
私がたどり着いた解決方法は、「サラサラのクリームを塗る」でした。
明らかにベトベトしてそうでしょ?
でも、塗った肌はサラサラの新感覚。
上からシャツを着ても、めちゃめちゃ爽快。
しかも、ケーキの生クリームみたいな謎の良いニオイがする。
肌の水分保持能を改善するとかで、乾いたマダムの顔をプルプルにする高級化粧品にも使われているそうです。
ただ、高い。
1年のうち、一番乾燥する12月~2月限定で使うなら、まあ許容範囲かな…という感じです。