酸化亜鉛かずのすけ流かゆみ対策と敏感肌の正しい選び方

酸化亜鉛かずのすけ流かゆみ対策と敏感肌の正しい選び方

酸化亜鉛とかずのすけが解説する敏感肌かゆみの真実

ノンケミカルの日焼け止めを使っているのに、かゆみが出ることがあります。


この記事の3ポイント要約
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酸化亜鉛の「かゆみリスク」

酸化亜鉛は皮膚タンパク質と結合する性質を持ち、亜鉛系の金属アレルギー体質の人ではかゆみ・吹き出物の原因になる場合があります。かずのすけ本人も該当者です。

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「ノンケミカル=安全」は思い込み

紫外線吸収剤不使用でも酸化亜鉛が入っている製品はかゆみが起こりえます。かゆみを防ぐなら「酸化亜鉛フリー&ノンケミカル」の両方を満たす製品の選択が重要です。

酸化チタンベースへの切り替えが有効

酸化チタンは酸化亜鉛に比べてタンパク質との反応性が低く、金属アレルギーになりにくい成分です。かゆみが出る人は酸化チタン主体の製品に替えることで改善する可能性があります。


酸化亜鉛とは何か:かずのすけが指摘する成分の二面性


酸化亜鉛は100年以上前から白粉の原料として使われてきた、歴史の深い化粧品成分です。日焼け止めでは「紫外線散乱剤」として機能し、UVBだけでなく波長の長いUVA(ロングUVA:波長380〜400nm付近)にも対応できる点が他の紫外線カット成分にはない強みとされています。酸化チタンが290〜350nm程度の波長にしか対応しないのに対し、酸化亜鉛は290〜400nmと幅広く、現存するすべての紫外線カット成分の中でも対応波長が最広といわれています。


こうした優秀さから、ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)の日焼け止めや、ミネラルコスメのベースメイクに広く使われてきました。これが便利な点です。


一方で、かずのすけはブログ・YouTube双方で「酸化亜鉛が合わない体質の人が結構いる可能性がある」と繰り返し言及しています。その根拠となるのが、酸化亜鉛が持つ「皮膚タンパク質と結合する性質(収れん作用)」です。皮脂を吸着して固化させる働きは化粧崩れ防止には有効ですが、毛穴に残存した場合には角栓の排出を妨げる原因にもなりえます。つまり、同じ成分が「メリット」にも「デメリット」にもなる、二面性を持った成分なのです。


つまり成分の良し悪しではなく、「自分の肌質と合うかどうか」が鍵ということです。


参考:かずのすけによる酸化亜鉛・酸化チタンの詳細な性質比較
【酸化亜鉛】と【酸化チタン】意外と知らない紫外線散乱剤の特徴 – かずのすけの化粧品評論


酸化亜鉛でかゆみが出る仕組み:金属アレルギーと収れん作用のダブルリスク

かゆみをおさえたい人にとって、なぜ酸化亜鉛が問題になるのかを具体的に理解しておくことが大切です。かずのすけが指摘するリスクは大きく2つあります。


1つ目は「金属アレルギー反応」のリスクです。亜鉛は「真鍮」など安価なアクセサリーに使われる金属であり、金属アレルギーが起きやすい成分の筆頭格とされています。酸化亜鉛は亜鉛を酸化処理・コーティングして安定化させているため、通常は金属イオンとして溶け出すことはほとんどありません。しかし、処理が完全ではない場合や、汗に長時間さらされると微量のイオンが溶出し、皮膚タンパク質と結合することで遅延型アレルギーを引き起こす可能性があります。かずのすけ本人も亜鉛系の金属アレルギーがあり、酸化亜鉛入りの日焼け止めを長時間塗り続けるとかゆみや吹き出物が出ると明言しています。


2つ目は「収れん作用による毛穴閉塞→炎症」のリスクです。酸化亜鉛は皮膚タンパク質に吸着して毛穴を引き締める作用があります。ベビーパウダーの有効成分として「汗疹(あせも)」の防止に使われているのはこの原理です。しかし、肌に密着したまま落としきれないと、固化した皮脂が毛穴の出口に蓄積し、炎症やかゆみの引き金になります。


この2リスクが重なりやすいのが夏場です。汗をかくことで酸化亜鉛の溶出リスクが高まり、かつクレンジングが不十分だと毛穴閉塞も進みやすくなります。かゆみに悩んでいる人がこの時期に症状を強く感じるのは、そのためかもしれません。


参考:かずのすけによる敏感肌・肌荒れ時のファンデーション成分解説
敏感肌や肌荒れ時に避けたい下地・ファンデーションの成分と選び方 – かずのすけの化粧品評論


酸化亜鉛フリーの選び方:「ノンケミカル」だけでは不十分な理由

かゆみを抑えるために日焼け止めを「ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)」に替えた、という方は多いのではないでしょうか。しかし、ここに盲点があります。


ノンケミカルとは「紫外線吸収剤を使っていない」という意味であり、酸化亜鉛が含まれているかどうかとは別の話です。市場に流通しているノンケミカル製品のほとんどは、酸化チタンまたは酸化亜鉛、あるいは両方を紫外線散乱剤として使用しています。酸化亜鉛の対応波長の広さはUVケアの観点から非常に優れているため、多くのノンケミカル製品が主成分として採用しているのです。


かゆみが出る体質の場合は「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」と「酸化亜鉛フリー」の両方を満たす製品を選ぶ必要があります。この2条件を同時にクリアしている製品は市場でかなり少数です。


かずのすけが2024〜2025年に紹介している敏感肌向け日焼け止めの多くは、この2条件を踏まえて選定されています。具体的には、無印良品の日焼け止めミルク(SPF30/PA++)、オルビス サンスクリーンフリーエンス(SPF30/PA+++)、ベルディオ UVマイルドジェルN(SPF30/PA+++)などがその代表格です。これらはいずれも酸化チタン主体の処方で、酸化亜鉛フリーかつノンケミカルという条件を満たしています。


成分表で見るときは「酸化亜鉛」という表記が成分一覧に入っていないことを確認するのが確実です。これだけ覚えておけばOKです。


酸化亜鉛とかゆみを結ぶもう一つの盲点:ベースメイクとパウダーの見落とし

かゆみ対策として日焼け止めを変えても改善しないケースがあります。その場合、見落としがちなのがファンデーションやルーセントパウダー、化粧下地といったベースメイクに含まれる酸化亜鉛です。


ミネラルコスメは「肌にやさしい」「天然由来」といったイメージで売られていることが多いですが、酸化亜鉛はミネラルコスメの主成分として非常によく使われています。「ミネラルなのに合わない」と感じている方は、酸化亜鉛に原因がある可能性があります。これは意外ですね。


また、収れん作用のある「ステアリン酸亜鉛」「ミリスチン酸亜鉛」といった亜鉛系粉体成分も、同様のかゆみリスクを持っています。かずのすけは「酸化亜鉛が合わない人は亜鉛系粉体成分も一緒に避けておくとよい」とアドバイスしています。成分表を見る際は「亜鉛」という文字が含まれる成分を包括的にチェックするのが原則です。


避けたい亜鉛系成分 主な用途 含まれやすい製品
酸化亜鉛 紫外線散乱・収れん・皮脂吸着 日焼け止め・ファンデ・ミネラルコスメ
ステアリン酸亜鉛 粉体固着・皮脂吸着 フェイスパウダー・ファンデーション
ミリスチン酸亜鉛 皮脂吸着・固結防止 パウダー系コスメ全般


製品を選ぶ際は、成分表の上位から下位まで「亜鉛」を含む成分がないかを確認してみましょう。成分表の末尾近くに少量配合されている場合は影響が出にくいケースもありますが、敏感肌でかゆみが強い方は念のため全成分を確認するのが条件です。


参考:化粧品の着色剤・顔料の読み方と敏感肌向け製品選択の考え方
【敏感肌向けファンデ12選】ぜんぶ酸化亜鉛&紫外線吸収剤フリー中心に厳選! – かずのすけの化粧品評論


かゆみを抑えるための酸化亜鉛フリー実践:成分表の読み方と製品選びのコツ

実際にかゆみをおさえるための行動として、成分表の読み方を押さえておくことが大切です。ここには少し注意が必要なポイントがあります。


日本の化粧品では「着色剤の成分表記ルール(メイコンテイン制度)」の関係で、酸化亜鉛が成分表の後方(末尾付近)にまとめて記載されていることがあります。成分量の多い順に書かれているはずが、着色剤は例外的に末尾にまとめて表記されるため、「後ろにあるから微量配合」と判断してしまうと誤りになる場合があるのです。かずのすけはこの点を「思わぬ落とし穴」として繰り返し指摘しています。


対策は1つで、末尾にまとめて記載された着色剤欄も含めて「酸化亜鉛」の文字がないかを全部確認することです。


製品選びの具体的なステップとしては、まず「酸化亜鉛フリー」「ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)」の2つが条件となります。次に、「ステアリン酸亜鉛」「ミリスチン酸亜鉛」などの亜鉛系粉体成分がないかを確認します。さらに余裕があれば「無香料」「香料(精油含む)不使用」「タール系染料不使用」を確認するのが望ましいです。このあたりに注意すれば大丈夫です。


かゆみや肌荒れに悩む人向けに、かずのすけが自ら開発したブランド「セラネージュ(CeraLabo)」のUVクリームは、酸化亜鉛フリーかつ紫外線吸収剤フリーの設計になっており、「吸収剤&酸化亜鉛フリー」という条件をクリアした製品の一例として参考になります。ただし製品選びは個人差があるため、まず少量でパッチテストを行うことを忘れずに。



  • ✅ 「酸化亜鉛」の文字が成分表のどこにもないことを確認する

  • ✅ 「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」の表記があることを確認する

  • ✅ 「ステアリン酸亜鉛」「ミリスチン酸亜鉛」も念のため確認する

  • ✅ 夏場は特に「汗に触れる時間」を短くするためにこまめなオフを意識する

  • ✅ 初めての製品は腕の内側などでパッチテストを行う


参考:かずのすけによる敏感肌向け日焼け止め15選(2025年最新版)
【敏感肌向け日焼け止め15選】酸化亜鉛フリー&ノンケミカルだけ!プロがオススメする低刺激日焼け止め – かずのすけの化粧品評論




酸化亜鉛 2種 5kg 各サイズ選べます。