風呂あがりの手のひらのかゆみってなんなの?
お風呂からあがったときに感じる、猛烈な手のひらのかゆみ、
あれって一体なんなんでしょうか?
実はそれ、温熱じんましんという症状です。
急に体が暖められると、人間の体中にあるマスト細胞から、ヒスタミン(かゆみ成分)がブァーッ!と放出されてかゆみを感じるんですね。
お風呂でかゆみを感じる原因
人間の体には、異物が侵入してきた部分にかゆみを生じさせて、無意識に掻くことで異物を排除するという仕組みがあります。
そのときに放出されるのがヒスタミン。
実は、急激にお湯で体が暖められると、その刺激を「異物だぁっ!」って間違えちゃうんですね。
誤爆です。誤爆で、ヒスタミン放出です。人体のバグみたいですね。
年齢とともにかゆみを感じるようになる
実は、温度差があるほど刺激は強くなります。
普段、血行が悪くて体が冷えているときにお風呂に入ると、急激に体が暖められ、強い刺激を感じます。お風呂を出てからもしばらくは、体がグングン温まりますから、手のひらにかゆみを感じるんですね。
人によっては、手のひらだけじゃなく、スネや背中にもかゆみを感じます。
一般に、年齢とともに血行は悪くなりますから、若い時はそんなことなかったのに…っていうかたも、温熱じんましんの症状を感じちゃうんですね。
温熱じんましんの対策は?
手のひらだけなら、冷却ジェルを手に貼るとか、アイスノンを握るとか、とにかく急速に冷やせばOKです。
もっと日常的に対策するなら、できる対策は2つあります。
一つ目は、体が冷えないように普段から温めてあげる必要があります。
具体的には、日常的に運動をすることですが、けっこうハードル高いですよね。
私だったら、明日からすぐに運動始めなさい!って言われたら、えぇー!そんなの無理!って最初から弱音吐いちゃいます。
あまり体力使わずに室内でできる、ヨガなんかが良いかもしれませんね。
もう一つは、お風呂あがりにしっかり保湿をしてあげること。
お風呂あがりって、あがって体拭いたら、予想外の早さで体が乾燥するんですよね。なので、体が乾燥しきっちゃう前に保湿。
当サイト管理人は、このクリームを使ってます。
あなたも、お好みの保湿クリームなどで手早く保湿をおこなうようにしてみてください。
まとめ
風呂あがりの手のひらのかゆみは、温熱じんましん。
原因は、急激に体が暖められるため。その刺激を、体が異物の侵入と勘違いしてかゆみを発生させる。
応急処置は、アイスノンなどで冷やすこと。
普段からの対策は2点。
- 運動を心がけて、体を温めて冷やさないようにする
- 風呂あがりなど、保湿して肌が乾燥しないようにする
とりあえず、ちょっとした運動と、風呂あがりの保湿を心がけましょう。