かゆみの薬
うぉー、かゆい!もう、たまらない!ストレスたまる!!
乾燥する季節になると、いつもチクチク、カサカサかゆい!
痒すぎて、日常生活に支障が出るレベル
そんなときに、使える薬って、どういうものがあるんでしょうか。
このほか、病院では点滴や注射の痒み止めもあります。
参考)痒み止めの点滴
かゆみ用塗り薬
@cosmeで調べてみました。
そのものズバリなランキングがなかったので、ボディクリーム・オイルの中からかゆみに効果があるクリームをピックアップしてみました。
ユースキンA (ユースキン)
ユースキンA ポンプ(260g)【ユースキン】[皮膚 乾燥対策]
グリチルレチン酸ステアリル配合。←グリチルリチン酸ジカリウムよりも、炎症を抑える作用が強力。
メディカルクリームG (メンターム)
〔J〕メンターム メディカルクリームG 45g《医薬部外品》【海外配送対象】【コンビニ受取対応商品】|サツマ薬局|2017年8月度優良ショップ認定店舗
グリチルリチン酸ジカリウム配合。メンタームは、メンソレータム(ロート製薬)とは別物ですが、とても似ている商品。
キュレルクリーム
全品5倍※エントリー◆キュレル クリーム ジャー 90g 医薬部外品 4901301210708◆《日本 花王 Curel クリーム》【RCP】
敏感肌でも「これだけは大丈夫だった!」という評価の多い保湿クリーム。
まとめ
ヒスタミン(かゆみの原因物質」を抑える、かゆみ止め(抗ヒスタミン薬)または保湿クリームの2種類があるようです。
ユースキンSは、抗炎症作用が強いのですが、その分刺激を感じる可能性もあります。
ユースキンSがだめだったら
↓
メディカルクリームG
↓
同じくダメだったら
↓
キュレルクリーム
という感じで、肌に合うものを探ってきましょう。最初から、これでかゆみが止まる!っていうのがわかってればいいんですけどね。
医師に処方される軟膏ですと、比較的効き目がゆるやかなアズノール軟膏などがあります。
かゆみ用飲み薬
かゆいときには、クリーム系を塗らないとだめでしょ!
っていう先入観があったのですが、かゆいときに飲む薬も販売されています。
アレルギール錠
「皮膚のかゆみ、湿疹、鼻炎に」
抗ヒスタミン剤で、クロルフェニアミンマレイン酸塩を配合。
スラジンA
「じんましん・湿疹・かゆみに」
抗ヒスタミン剤で、じんましんに効果のある茵チン蒿湯(いんちんこうとう)を配合しています。
レスタミンコーワ
アレルギー反応を抑え、じんましん、湿疹、かぶれ、かゆみ、鼻炎の症状を改善。
amazonで、「しっしん・かゆみ」カテゴリのベストセラー1位でした。
最初に試すなら、レスタミンコーワ糖衣錠かな…。
ステロイド系の薬
ステロイド外用薬は副作用が怖い…とは言われますが、どかゆみに対しては心強いものです。
副作用は、度を超えた非常識な量を使わない限りは心配する必要はないと思います。
ただし、ストロング以上の強さは、医師の指導のもと使うのが前提。
ステロイドの強度
ステロイド系の成分は、5段階に強度が決められています。
ストロンゲスト(もっとも強い)
- デルモベートなど (クロベタゾールプロピオン酸エステル)
- ジフラール、ダイアコートなど) (ジフロラゾン酢酸エステル)
ベリーストロング(とても強い)
- フルメタなど (モメタゾンフランカルボン酸エステル)
- アンテベートなど (ベタメタゾン酪酸プロピオン酸エステル)
- トプシムなど (フルオシノニド)
- リンデロンDPなど (ベタメタゾンジプロピオン酸エステル)
- ビスダーム (アムシノニド)
- マイザー(ジフルプレドナート)
- ネリゾナ、テクスメテンなど (ジフルコルトロン吉草酸エステル)
- パンデルなど (酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン)
ストロング(強い)
- エクラーなど) (デプロドンプロピオン酸エステル)
- メサデルムなど (デキサメタゾンプロピオン酸エステル)
- ボアラ、ザルックス (デキサメタゾン吉草酸エステル)
- アドコルチンなど (ハルシノニド)
- リンデロンV、ベトネベートなど (ベタメタゾン吉草酸エステル)
- プロパデルムなど (ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)
- フルコートなど} (フルオシノロンアセトニド)
ミディアム(ふつう)
- リドメックスなど (プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)
- レダコート、ケナコルトAなど (トリアムシノロンアセトニド)
- アルメタなど (アルクロメタゾンプロピオン酸エステル)
- キンダベートなど (クロベタゾン酪酸エステル)
- グリメサゾン、オイラゾンなど (デキサメタゾン)
- ロコイドなど (ヒドロコルチゾン酪酸エステル)
ウィーク(弱い)
- プレドニゾロンなど (プレドニゾロン)
通販で買えるステロイド入りのかゆみ薬のなかで、以下の2つが見つかりました。
強さは「ストロング」です。
フルコートF
抗生物質フラジオマイシン硫酸塩配合。じくじくのかゆい湿疹、かぶれに。
ベトネベートN軟膏AS
市販薬の中でもっともランクの高いステロイド成分を配合。皮膚の炎症に、特に効果あり。
ステロイドは効果が高いだけに副作用の心配もあります。
脱ステ(脱ステロイド)という言葉もありますが、無理やりステロイドをやめるとかえって症状が悪化するケースもあるので、医師と相談しながら使っていくのが大事。
漢方薬
アトピー性皮膚炎にも有効な、皮膚トラブルに良い漢方薬があるんですね。
ちなみに、漢方薬は効果がゆるやかだから安心…というのは間違い。医師の指導のもと飲みましょう。
白虎加人参湯
びゃっこかにんじんとう。湿疹、皮膚炎によるかゆみがあるときに使います。
全身の熱をさまして、乾燥もしずめます。
消風散
しょうふうさん。患部が熱い時、じくじくした肌状態のときに使われます。
脂漏性皮膚炎(皮脂の分泌が多くて起こる皮膚炎。頭皮や顔の部位が多い)にも効果があったという論文も。
参考)漢方薬が奏功した脂漏性皮膚炎の5症例
黄連解毒湯
おうれんげどくとう。消炎、解毒作用あり。熱を持った症状に使われます。
温清飲
うんせいいん。激しいかゆみや肌荒れがあるときに使われます。
柴胡清肝湯
さいこせいかんとう。アレルギー体質の改善に有効。
薬を使わないかゆみ対策
薬はたしかに頼もしい存在なのですが、ずーっと使っていると副作用などが心配になってきます。
当サイト管理人の体感ですが、保湿だけのクリームで背中のかゆみが軽減され、しっかり睡眠取れるようになりました。
炎症を抑える成分が入ってない、保湿クリームです。
肌質、体質にもよると思いますが、「保湿は大事なんだなー…」と感じました。
角質が潤うと、皮膚のバリア機能が復活して、刺激に過敏な乾燥肌状態から抜けられるっぽいんですね。
痒み止めクリームも良いですが、化粧品の保湿ローションのようなものでスキンケアするのも良いのかも知れません。
↑これです。お米から作った、日本人の肌に合うよぉ〜という宣伝文句のクリーム。
厚生労働省に唯一「肌の保湿能の改善」が認められている、ライスパワーNo.11という成分が入ってます。
背中に塗る系のクリームをいくつか試して、コレに落ち着きました。
参考)私が使ってる保湿クリーム
このほか、カビ(真菌)による皮膚炎のケースもあります。代表的な例では、水虫。処方される薬は、抗真菌剤と呼ばれイミダゾールなどの外用薬のほか、内服薬(飲み薬)もあります。皮膚科で処方してもらえます。